横浜市立の同じ学校で2022年度、生徒2人が相次いで自殺した事案があった。このうち1件については、遺族がいじめを訴えていた。
この事案に関連して、文部科学省が横浜市教育委員会に対して、「重大事態」として対応するよう求める指導をおこなっていたことが、2024年5月13日までにわかった。
横浜市教育委員会は2024年4月、この事案を報道発表した。文部科学省が横浜市教育委員会に聴き取りをおこない、当該案件について「重大事態」に該当すると判断し、また学校側の調査が十分ではないと指摘した。その上で、文部科学省は横浜市教育委員会に対して、速やかな調査をおこなうよう口頭で指導をおこなった。
いじめについては「数」ではなく、一人一人の尊厳がかかったものである。被害者の立場に立って事実関係を解明していくことが重要ではないか。