柔道教室で児童虐待か、児童に無理やり醤油飲ませるなどの行為

千葉県の柔道教室で、塾長の男性が指導する生徒に対して、日常的に虐待行為を繰り返していたと、報道で指摘されている。

経過

2024年11月12日のフジテレビ『子供にしょうゆ飲ませ笑いながら危険な絞め技を…柔道教室の塾長が教え子“いじめ” タバスコも飲ませたか 千葉』の報道によると、当該柔道教室では2024年5月頃、指導者の男性が塾生の小学生に対して、ほかの塾生の前で、無理やり醤油を飲ませるなどの行為があったとされる。

その様子が動画撮影され、動画を入手した情報提供者がテレビ局に情報提供したとされている。

さらにテレビ局が取材を進めると、当該指導者は、小さい子どもや初心者の児童を思いっきり投げるなどする、児童には危険だとしてかけることが禁止されている絞め技をかけるなどの行為もおこなっていた。指導者の行為で、複雑骨折のケガを負った児童もいたとされる。

さらに、被害を訴える方針を伝えた保護者に対しては、「俺がいなくなったら高校に行けなくなるぞ。柔道する場所がなくなるぞ」などと脅していたともいう。

被害者側は警察に相談した。また動画の存在を把握した千葉県柔道協会は、当該指導者を指導停止1年の処分とした。

雑感

このようなものは、指導などとはいえない。指導者と教室の生徒の圧倒的な力の差、優位性を悪用し、悪質な暴力や虐待行為を加えたものだというべきものである。

報道では指導者の行為を「いじめ」としている。それでも間違いではないのだろうが、暴力・児童虐待ともいうべきものであろう。

極めて悪質だと言わざるをえない。柔道指導者としての処分はもちろん、刑事事件としても問題になってもおかしくないような行為ではないか。