校則「自主的なルール作り・情報公開」求め中学生が請願:京都府宇治市議会

京都府宇治市の中学生が市立中学校の校則のあり方についての請願を宇治市議会にだし、2025年1月22日の市議会文教・福祉常任委員会で審査がおこなわれた。

その様子は、各マスコミでも報じられている。

経過

請願では、市立中学校での校則を作ることに際して、「ルール作りができる土壌」「生徒が自主的に行動できる雰囲気を市全体で作る」「制定の経過も含めて、ウェブサイト上への掲載」を求めた。

請願を出した中学生は、同日の委員会で意見陳述をおこなった。

請願者は、「学校の先生とは何回も話し合いの機会を持っている」「私の学校だけが変わっても意味がない。宇治市の学校全体で変わっていく必要がある」「これから中学校生活を送る子どもにとっても、早く変わってほしいと願っている」などとして、請願に至った経緯を説明した。

委員会では「請願の趣旨は尊重する。しかし、まずは、学校や保護者・地域が、子どもの声に耳を傾けて、自主的に新しいルール作りに取り組むべき」などとして、賛成少数で「不採択とするべき」と議決した。市議会本会議を経て、不採択になる見通しだとしている。

また委員会では、請願を出した中学生が実名で意見を述べたことから、委員が「SNSでの中傷などのリスクは、絶対にあってはならない」と指摘した。

雑感

子どもの意見表明権に基づき、生徒が自ら請願をだし、訴えかけたことは、評価に値することである。

不採択となったことは残念ではあるが、この個別の請願の結果とは別に、校則の制定に際して生徒の意見を表明する機会を設けて反映させることなどを、何らかの形で検討できるような方策を考えていくことは、極めて重要なものであると感じる。